【伊勢志摩サミット】開催の前に伊勢神宮で参拝してみた。
伊勢神宮に行ってきたので、
その情報を簡単にまとめてみました。
伊勢神宮には行ったことがあると方も多いかもしれませんが、
一般的に伊勢神宮と呼ばれているのは、
おかげ横丁やおはらい町がある内宮を指すようです。
しかし、
伊勢神宮には、
内宮の他に外宮があります。
正式には、
まず外宮を参拝し、
その後に内宮を参拝することが正式とされています。
内宮には天照大御神(アマテラスオオミカミ:女)が祀られていて、
その親にあたる神がいます。
伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)と、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)。
天照大御神(アマテラスオオミカミ:女)の誕生のエピソードとして、
伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)が左目を洗うことで、
天照大御神(アマテラスオオミカミ:女)が誕生したということになってい ますが、
どうして左目を洗うことになったのか、
ということにも触れておかなければならない と思います。
なので、
天照大御神(アマテラスオオミカミ:女)は、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)から生まれたワケではありません。
しかし、
そのエピソードに移る前にそれまでのお話の流れを簡単にまとめました。
伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)と、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)が地上に降りて結婚し、
国生みとして、
最初に淡路島を生み、
最後に本州を生んだとされています。
その国生みの後に神生みとして、
様々な神々が生まれる。
その順番は以下とされている。
【達成神】
大事忍男神(オオゴトオシオ)【家宅六神:建物神】
石土毘古神(イワツチヒコ)
石巣比売神(イワスヒメ)
大戸日別神(オオトヒワケノカミ)
天之吹男神(アメノフキオノカミ)
大屋毘古神(オオヤヒコノカミ)
風木津別之忍男神(カザモツワケノオシオノカミ)【自然を司る神々】
大綿津見神(オオワタツミノカミ)
速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)
速秋津比売神(ハヤアキツヒメノカミ)
志那都比古神(シナツヒコ)
久久能智神(ククノチノカミ)
大山祇神(オオヤマツミ)
鹿屋野比売神(カヤノヒメノカミ)【その他の神々】
鳥之石楠船神(トリノイワクスブネノカミ)
大宜都比売神(オオゲツヒメノカミ)
火之加具土神(ホノカグツチノカミ)
その後、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)は、
火を司る神の火之加具土神(ホノカグツチノカミ)を生んだ際に、
大やけどを負い悶え苦しみます。
その時にもまた色々な神々が誕生していますが、
省略させて頂きます。
そして、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)は、
その大やけどが原因で亡くなってしまいます。
伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)は、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)の亡骸を埋葬し、
深い悲しみと怒りの矛先が火之加具土神(ホノカグツチノカミ)に向けられま す。
結果として、
火之加具土神(ホノカグツチノカミ)は実の父の伊邪那岐命(イザナギノミコト :男)に斬られて亡くなります。
その時にも、
また神々が誕生しますが省略します。
伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)は、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)への想いを諦めきれず、
黄泉の国(死者の世界:あの世)にいる伊邪那美命(イザナミノミコト:女 )に会いに行くことになります。
しかし、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)は黄泉の国の食べ物を食べてしまって いたため、
元の国には帰れません。
伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)は、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)へ国造りの熱い想いを黄泉の国の扉越しに伝え、
元の世界に帰るように提案しますが、
黄泉の住人となってしまい独断はできないため、
黄泉の神々へ掛け合う時間が必要となりました。
その後、
なかなか返事がない伊邪那美命(イザナミノミコト:女)に対して、
扉を開いて会いに行ってしまいます。
そこで伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)が目にしたのは、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)の雷神をまとって腐敗した変わり果てた姿でした。
その姿に驚いた伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)は、
その場から逃げ去り始めます。
その態度に怒りを覚えた伊邪那美命(イザナミノミコト:女)は、
黄泉の国の鬼女の黄泉醜女(ヨモツシコメ)を遣わせ伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)を追いかけます。
山葡萄や竹の子により注意を逸らさせ、
桃を投げつけることによって、
黄泉醜女(ヨモツシコメ)を退散させました。
この桃を投げるつけたことが、
魔除けとなり、
ひな祭りの歌の歌詞にもある、
「桃の花」を飾ることで魔除けとなる、
とされています。
※諸説あり。
その後、
黄泉の国から逃げ帰り、
その入り口を千引岩で塞ぎました。
そこを境界線として、
伊邪那美命(イザナミノミコト:女)が死の国の神となり、
地上の国の人たちを毎日1000人滅亡させると宣言。
伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)は逆に、
毎日1500人誕生させると宣言しました。
その内容から千を引くということで、
千引岩と称されたとのこと。
黄泉の国に残った伊邪那美命(イザナミノミコト:女)は黄泉津大神(ヨモツオオカミ)となりました。
元の世界に逃げ帰ることができた伊邪那岐命(イザナギノミコト:男)は、
身を清めるために、日向の阿波岐原により禊を行い、
左目から天照大御神(アマテラスオオミカミ:女)が生まれ、
右目から月読命(ツクヨミノミコト:男)が生まれ、
鼻から須佐之男命(スサノオノミコト:男)が生まれました。
この3人の神を三貴神と呼ばれます。
それ以降の神話や、
その他関連の神話もあり、
調べれば調べるほど面白いのですが、
長くなるので伊勢志摩サミットに関連して、
伊勢神宮に祀られている天照大御神(アマテラスオオミカミ:女)の出生についてまとめてみました。
とても勉強になりました。
色々な宗教があるけれど、
日本人として、
日本の起源とされる神話を改めて知ることは、
とても重要だと思う。
自分探しの旅といって、
カバン一つで海外へ出ていく若者もいるかもしれないけど、
外国の方々から言わせれば、
「???」
らしい。
アイデンティティイがないというか、
自分を探すには、
自分を見つめ直すことが重要。
三種の神器にもあるように、
伊勢神宮の天照大御神(アマテラスオオミカミ:女)の御神体として、
八咫鏡が奉安されている。
この八咫鏡が奉安されている意味は、
二つの意味があるともされている。
(八咫)鏡を見て自分を見つめ直すという意味と、
神は自分の中に存在するという意味。
かがみ = か我み
このように、
戦後GHQによって日本人の思想をバラバラにし、
GHQ(アメリカ)の脅威とならないように、
八百万の神を信仰する日本の神道は、
ただの神話としての扱いになってしまっている。
この神話こそが、
日本人のルーツだと思うのはkiyogawaだけではないと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=ur3JDna7Pwo