【東芝】分社化と支援要請模索中。倒産の可能性も想定する必要が・・・。
東芝が半導体事業を分社化し、
その半導体事業への出資と、
東芝本体への支援も要請しているとのニュース。
これのニュースでは、
出資企業が出そろっているとのことで、
その出資企業には、
シャープの件で日本での知名度が上がった鴻海(ホンハイ)や、
海外の投資ファンドが関心を示しているとされている。
ここからは勝手に分析します。
鴻海(ホンハイ)は、
シャープについてとても良い案件だったと思うけど、
東芝については、
リスクが高いと考えている可能性が高いのではないかと思う。
そうなれば、
慎重にならざるを得ない。
理由としては、
2015年夏の不正会計問題が発覚し、
歴代社長の3人が辞職に追い込まれた。
その後、
再建を図ろうとアメリカの原子力会社を買収し子会社化したものの、
その買収した子会社に数千億もの負債が発覚し、
完全に手詰まり状態。
そもそも、
原子力開発や原子力発電については、
2011.3.11の東日本大震災以降、
福島原子力発電所の報道において、
怖さを実感しているはず。
作業員の実際の被ばく放射線量や、
その地域での子どもの甲状腺ガンが多発している報道などは、
メディアの報道規制によって明るみに出ることはなかなかない。
そんな、
原子力開発を再建の柱と考えること自体、
考え方がおかしいというか、
恥ずかしいというか・・・。
日本の上場企業ということで、
国策といっても過言ではない原子力関連企業としては、
雇用も大事だけど、
人の命の方が大事だと思う。
時代の流れにおいても、
ドイツでは脱原子力発電に向かっている。
そういう意味でも、
鴻海(ホンハイ)は出資については、
見送るのではないかと考えますが、
ここまで想定しての出資表明は考えモノです。
しかし、
その他の海外ファンドは、
どうなんでしょうか?
トランプ政権に対抗する海外ファンドは、
東芝の支援を表明する気がします。
ヒラリー陣営といまだに手を組んで、
ニューヨークダウ工業株安やドル安を目論み仕掛けようとするファンドは、
1月の雇用統計での非農業部門雇用者数が予想を大きく上回った結果には、
かなり驚いているはずです。